(1)はじめに「顕在意識と潜在意識」

意識は、顕在意識と潜在意識に分かれています。そして私たちの感知する顕在意識は「水面に出ている、ほんの氷山の一角」という話は、よく知られています。海中に沈んでいる潜在意識のその割合は90%~97%と言われています。つまり私たちは、自分自身では意識の数パーセントしか理解していないのです。潜在意識カウンセリングでは、意識に浮上しない心の奥底の問題を筋肉反射テストで釣り上げ、解決に導くカウンセリングです。例として紹介する次のお話をご一読ください。 

(2)「あなたの本当の問題は何ですか?」

父と同じ種類の魚、表面の魚(問題)は自分でも見える。底深くの大きな魚(問題)はよく見えない

 会社勤めのAさんは、威圧的な部長がどうしても好きになれず、仕事に行くのがとてもストレスでした。しかし筋肉反射テストで、問題を確かめてみると、部長にはストレスの反応を示しません。不思議に思いながら問題を追っていくと、反応したのはAさんの父親でした。Aさんはハッとしました、部長はどことなく、子どもの頃、厳しかった父に似ていたのです。つまりAさんにとって本当に潜在意識的に問題になっているものは、部長ではなく父親だったのです。

(3)「問題の裏には”本当の望み”が隠されています」

Aさんは「父に認めてもらえず、絶望している」ことをカウンセリングで気づきました。幼い頃から、その思いが心の奥深くにあったので、父に似ている部長に接するたび”投影”を起こし、ストレスになっていたのでした。Aさんはこれまで「父(部長)に認めてもらうため、自分を我慢する」選択をしてきたのです。我慢の裏には幼い頃に「自分の望みで、選択したかった」という思いが存在する事に気づきました。

※投影とは・・過去に受けた心理的ストレスと、似たケースや人に重ね合わせてしまうこと。ささいな事でも投影が起こると人一倍ストレスに感じてしまいます。

(4)「第一歩の目標設定」

これまで父親の望む就職先、父の望む人生を歩んできたAさんにとって「自分自身で自由に選択する」という目標は、あまりに高いものでした。Aさんは第一歩として「今の自分自身の意思で選択できることは何か」を考えました。すると「休日に、億劫になって行けなかった数々の場所」が浮かびました。自分の行動範囲を狭めている、億劫な感情は「遊びに出かけると、父に怒られる」という思いでした。もう遊んでも父に怒られることは無いのに、Aさんの心の奥に億劫な感情としてインプットされ続けていたのです。こうしてAさんの第一歩の目標は「休日に好きなところに出かけて、思い切り楽しむ」になりました。その目標を実行していくうちに、必要以上に部長に対して我慢することが無くなり、部長に対するストレスを感じなくなりました。

(5)「目標設定 腰痛を克服したおばあちゃん」

ある日、腰痛でお悩みのおばあちゃんが来院されました。もしこのおばあちゃんが「自分が不健康なら、孫が心配して休みの度に会いに来てくれる…」と思っていたら、ずっと腰は治らなかったでしょう。ところが、このおばあちゃんは違いました。「死ぬ前に飛行機に乗って、ハワイにいる妹に会いたい」そう言ったのです。80歳以上のおばあちゃんが、明確にご自身の目標を持って施術を受けに来てくれたのです!目標とはこういうものです。それを思ったら心と体がウキウキして、病気のことを忘れ、病気が治ろうが治るまいが絶対にこれをするんだ!せずにはいられない!このような自分が本当に心から望む目標があれば、自然治癒力が高まります。自分自身で治そうとする力が既に働いているので、キネシオロジーでも他の代替医療でも施術の効果が出やすいのです。このおばあちゃんはその後無事にハワイに旅立ち無事帰国しました。きっと妹さんと涙の再開を果たしたことでしょう。

(6)「あなたの目標は何ですか?」

「陰極まれば陽に転ずる」
陰陽マークの黒い部分は、陰を表し、反対に白い部分は陽を表ています。どちらも極まれば反転する。問題の先には必ず望みがあります。東洋思想の陰陽論の基本的な考え方です。

 「自分の目標が分からない」という人は意外と多いものです。幼少期に親や先生の様な目上の人や権威のある人に色々言われすぎると、自分の本当の気持ちを無くしてしまうことがあります。今の時代は、新しい発想や真にその人らしい生き方をしているかを問われているのではないでしょうか。
 しかしキネシオロジストが、クライアントの目標を決めることは効果的ではありません。「目標設定とは自分の内側から生み出すもの」です。ネシオロジーの深遠さというものは、まさにココにあります。自らの内側の声に触れ、自分の力で立ち、未来への歩みを進めるのが人の本来の姿です。
 キネシオロジストは筋肉反射テストを用いて、クライアントに潜在意識の声を届け、本当の望みを探し出すサポートをする、クライアントの伴走者のような存在です。